摘要:われわれは以前の誤りを次第に正していくように、いま各級代表者会議の詳細な組織法(中央委員会の大綱に基づいて)を作っている。赤軍内でも、兵士委員会だけあって兵士代表者会議のなかった従来の誤りを正していくように、いま各級兵士代表者会議を恒常的なものとして確立しつつ
第二次国内革命戦争の時期
井岡山の闘争
(一九二八年十一月二十五日)
これは、毛沢東同志が中国共産党中央に送った報告である。
われわれは以前の誤りを次第に正していくように、いま各級代表者会議の詳細な組織法(中央委員会の大綱に基づいて)を作っている。赤軍内でも、兵士委員会だけあって兵士代表者会議のなかった従来の誤りを正していくように、いま各級兵士代表者会議を恒常的なものとして確立しつつある。
現在民衆にひろく知られている「労農兵政府」とは、委員会のことである。というのは、かれらはまだ代表者会議の権力について知らず、殆どの権力機関は委員会だと思っているからである。代表者会議をよりどころとしない執行委員会がことがらを処理すると、とかく大衆の意見から遊離しがちで、土地の没収や分配をためらったり、妥協したり、経費を乱用したり、汚職をしたり、また白色勢力をおそれたり、あるいはそれと断固戦おうとしなかったりすることが、いたるところに現れる。委員会もまた、全体会議を開くこと嵌れて、問題があれば常任委員会で処理する。区や郷の政府になると、常任委員会もあまり開かず、問題があれば、委員会に常勤している議長、秘書、財務委員、または赤衛隊(暴動隊長)の四人が、それぞれに自分で処理し決定する。だから、民主集中主義は、政府の活動のなかでもまだ板についていない。
初期の政府委員会では、とくに郷の政府では、小地主、富農が競って役職につこうとする、かれらは赤い腕章(わんしょう)をつけ、さも熱心なふうを装い、誤魔化しの手を使って政府委員会に潜り込み、すべてを一手に握り、貧農の委員をたんなる脇役にしてしまう。闘争のなかでかれらの仮面が剝ぎ取られ、貧農階級が立ち上がったのちでなければ、かれらを追い出すことはできない。このような現象がどこにでもあるわけではないが、かなり多くの地方でみられる。
我们正在制订详细的各级代表会组织法(依据中央的大纲),把以前的错误逐渐纠正。红军中的各级士兵代表会议,现亦正在使之经常建立起来,纠正从前只有士兵委员会而无士兵代表会的错误。
现在民众普遍知道的“工农兵政府”,是指委员会,因为他们尚不认识代表会的权力,以为委员会才是真正的权力机关。没有代表大会作依靠的执行委员会,其处理事情,往往脱离群众的意见,对没收及分配土地的犹豫妥协,对经费的滥用和贪污,对白色势力的畏避或斗争不坚决,到处发现。委员会也很少开全体会,遇事由常委处决。区乡两级政府则常委会也少开,遇事由主席、秘书、财务或赤卫队长(暴动队长)各自处理决定,这四个人是经常驻会的。所以,民主集中主义,在政府工作中也用得不习惯。
初期的政府委员会中,特别是乡政府一级,小地主富农争着要干。他们挂起红带子,装得很热心,用骗术钻入了政府委员会,把持一切,使贫农委员只作配角。只有在斗争中揭破了他们的假面,贫农阶级起来之后,方能去掉他们。这种现象虽不普遍,但在很多地方都发现了。
来源:步亭先生的浅谈